「東京女子図鑑シーズン1」を見た感想。都会で暮らす強欲なオンナ達へ

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最近はAmazonプライムビデオのコンテンツが充実してきました。Amazonと雑誌「東京カレンダー」がタイアップして作成したドラマ「東京女子図鑑シリーズ1」がついに完結しました。

都会で暮らす女をテーマにしたこのドラマを見た感想を書いていきます。

ネタバレも含みますので、ご注意ください!

東京女子図鑑とは

東京カレンダーWEB上で2015年9月から11月にかけて連載した「東京女子図鑑」

現在単行本も発売されている(Amazon)人気Web小説でしたが、主演水川あさみにてドラマ化されました。

あらすじ

東京にあこがれて秋田から上京してきた主人公「」が仕事、恋愛、そして様々な街や人と出会いながら成長していきます。ときにはもがき苦しみ、ときには幸せの絶頂に立ち・・・「東京」という街で暮らす女として様々な経験を重ねていきます。そして歳を重ねた綾が行き着くのは・・・

といったストーリーを軽快なテンポで、実際の街やレストランの紹介も交えながらストーリーが進んでいきます。

感想

最初、アマゾンプライムビデオでの映像化が決まったときは、<ラクに観ていられる軽い映像>というジャンルに自分の中では位置づけされていました。しかし全話観終わった今となっては、<ひじょ~~~~にシリアスな映像>というジャンルに移し変えてあげました。

というのも、最初の「綾」は滑稽なんです。

23歳で地元秋田の大学を卒業し、都会に憧れ上京。初めて借りた家は、三軒茶屋。どこか垢抜けなくて、田舎でずっと暮らしていた人独特のピュアさや幼さを持ち合わせている。

そんな「綾」を観ている視聴者の「私」は、26年間東京に住み続け、青山の一等地で人生の1/3近くをすごしてきました。それなりに美味しいご飯は食べたし、普通では出来ない経験も多くしてきたという自負が少しありました。

そんな「私」から観ると、そもそも三軒茶屋にあこがれて家を借りる・・・ということ自体が滑稽でなりませんでした。「もうパジャマなのに・・・」そう言いながらも深夜にお化粧をして、呼び出された飲み会に参加する。そこにワクワクドキドキしている綾(23)を観て、少し嘲笑したりもしていました。

さらに、仕事の仲間と合コンに行き、無意味な女の争いを繰り広げる姿は『いかにも都会に憧れているだけの中身のない女の子』そのものでした。

でも綾は真面目ですから三軒茶屋を通して成長していき、次の人生のステップへひとつ進んでいきました。

次は恵比寿の女になるわけです。

28歳恵比寿編では「恵比寿を指定されたとき、ドキドキしたけど、今では、逆に渋谷を指定されると、何だか気分が萎えてしまう(笑)」と。まだ少し地方出身者とあざ笑われるような発言もありますが、でも着実に成長しています。いつまでも「田舎者の綾」ではありません。

31歳の銀座編では「31歳になって、恵比寿を見てみると、赤文字系ファッションに身を包んだ「これから合コンです!」って感じの女の子が多いことに気付きました」と、恵比寿にさえ辟易し始めているわけです。数回の引越しとともに、恋人も変化していきます。最初は、三軒茶屋のような飾らない男性と付き合っていましたが、銀座編では不倫の恋にはまってしまいます。

ここら辺まで観ていると、だんだん「綾」が滑稽な人に見えなくなり、悩みながら成長していく姿はとても人間らしく愛おしくなってきます。

むしろ、着実にキャリアを積んで成長している「綾」は「私」に比べて素晴らしい人間なんじゃないのか!?と少しブルーになったりもします。

結局「綾」は結婚生活を続けられず東京への憧れも薄れ、一度は地元秋田へ帰ることを考えます。

ですが、やはり秋田で暮らす自分よりも憧れの東京で頑張っている自分を選びました。

最後は綾のナレーションで1話まるまる締めくくられますが、これがけっこうガツンと胸に響くんです。

「綾」をはじめは笑いながら観ていた「私」も結局は「東京で暮らす強欲な女」です。笑いながら観ていた「綾」がもしかしたら数年前の自分かもしれない・・・と思うと一気に血の気も引き、ほろ酔い気分もさめました・・・

東京にいると、いろんな女と日々すれ違います。素敵な人を見つけては「顔が素敵」「服が素敵」「高い鞄を持っている」とピーコさんのごとく全身くまなくチェックし、全部手に入れたくなります。逆に自分より劣っているであろう人を見つけては、自分を慰めていきます。これが繰り返しの日々。

手に入れたくなるのは、持ち物だけではなくて職業や肩書き、素敵な友人関係、素敵な旦那様・・・最終的には他人の「人生」まで欲しがります。東京にいれば目に入る情報量が圧倒的に増えることで、欲しいものはどんどん増えてくるんです。

でも、結局は手に入らないものばかり

昔から何一つ不自由なく与えられて過ごしてくると、「手に入らない」ということが重くプレッシャーのように勝手に自分にのしかかってくるんです。「今あるもので幸せ」と自分に言い聞かせても結局はまた他人と自分を比べては「手に入らない」ことで躍起になりしまいには落ち込む。これが強欲な女たちです。

でも、東京で暮らすことを再度選んだ40歳の「綾」は「それすらも人生のスパイス」と言い切りました。

自分がそういう風に割り切って強欲さと付き合っていけるかは分からないですが、都会で暮らすには必要なスキルの1つだな、と目からウロコが落ちました。

東京で暮らす女性の皆さん、東京女子図鑑を真剣に見てみてはいかがでしょうか!

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コメント

  1. 匿名 より:

    楽しんだもの勝ちじゃないですか?
    そんな人生楽しいと思えない。
    一年くらい休暇取って海外旅行したいですね

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