介護職は本当にブラックか?【介護職の現場に思うこと】

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最近は高齢化社会という言葉も当たり前になり、いまでは超高齢化社会なんて言葉も耳にすることが増えてきました。

そうなると問題になるのが高齢者の医療福祉問題。

最近は介護士の離職率や低賃金などが問題になっています。

賃金アップや外国人介護士の育成など様々なニュースが取り上げられていますが、最近の介護職の現場について思うことがあります。

ハードな現場に低賃金。

職場環境も悪く、入れ替わりの激しい現場。

介護士は大変。

 

そういったニュースはよくメディアで見かけることが多いです。

でもちょっと待って!本当にそうなの?


思うこと その①

介護職は大変だというイメージを植え込むのはいかがなものなのか?

そもそも介護士の職場っていろいろあります。

特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・デイサービス・ショートステイ・訪問介護…

事業所の形態によって働き方も様々です。

でもこのニュースを見てください。

介護職3割が「転職したい」 – その理由は?http://s.news.mynavi.jp/news/2017/01/05/279/

事業所の形態や調査対象者のワークスタイルを全く無視したこの統計。いかがです?

極論を言ってしまえば、そもそも離職率なんて無意味なんです。

いろいろな転職サイトが、就活中の大学生向けに業種別離職率ランキングなんて記事を書いていたりしますが、それを丸々鵜呑みにするなんてナンセンスすぎます。

同じ会社でも業務内容によって変わりますし、同じ業務内容でも会社が違えば変わります。そんな中で平均を出したところで、一体なんの数字を見てるんでしょうか。

他にも、テレビのワイドショーなどで介護職に密着取材し大変大変と囃し立てている番組を目にすることもありますが、それってかえって逆効果なのではないでしょうか?

介護職が大変じゃないとは言いません。でも働くニッポンジンの皆様は国民柄一生懸命真面目に働いていらっしゃる方が殆どです。でも、朝早くから夜遅くまで働いているサラリーマンのお父さん方をクローズアップしたワイドショー番組ってありますか?ただ私が見たことないだけかもしれないですが、圧倒的に少数ですよね。ですから、

「介護は大変。ツライもの。」

という負のイメージは完全にメディアによって作り出されたものです。まずはそのイメージを捨てましょう。


思うこと その②

結局、介護職って大変なの?

介護職の方々に怒られるのを覚悟でこう言わせてください。

介護職は大変ではありません。

先ほども触れたとおり、介護といっても事業所によって介護の内容は様々です。その中でも、特養や老健などで利用者が多い事業所はハードな部類に入ってくると思います。

いわゆる「寝たきり」状態の高齢者の排泄介助や入浴介助など、これを何人分も行わなければなりません。なかなか体力のいることです。でも、これって急性期病院では看護師もやっていることです。看護師の仕事はそれに加えて、定時の検温・処置・カンファレンス。時間外の勉強会などがあることもしばしばです。

私が言いたいのは、看護師の方が偉いというわけではありません。介護士の方が介護の方法や法制度についての知識があるわけですから、看護師よりもプロです。せっかく専門家として行っているのですから、自分の仕事を「大変」の一言で片付けずに是非胸を張ってプロ意識を持って介護の仕事をして欲しいです。

また、在宅で介護をしている一般の介護者は、右も左も分からないまま介護をせざるを得なくなり、介護を始める方がほとんどです。自分の家族の行く末に不安を感じ精神的に滅入ってしまう人も少なくないでしょう。

でも、介護って嫌なこと・ツラいことではないと思います。大事な家族が人間らしく生活していくための手助けをしているのだから、誇り高いことです。

それを見ず知らずの他人のために行っているのですから、介護職の方々の奉仕のココロは尊いものです。お賃金をもらって働いている以上、どんな職場でも不平や不満は生まれてきます。だけどその不平不満を「介護職は大変」という言葉にすりかえないでください。


思うこと その③

介護職間格差について

結局、介護職って大変って言ってる人達って、いわゆるブラックな事業所に勤めているだけなんです。残業は当たり前、休憩時間もあってないようなもの、低賃金で…

でも、中にはホワイトな事業所もあります。事業所の理念によっては自立歩行可能な人しか受け入れない場所もあります。その事業所の設備によって出来ること、出来ないことがあるのはもちろん仕方ないです。

事業所が出来る範疇を超えての受け入れは、利用者のことを考えるとデメリットしかありません。なので、それぞれの事業所が無理をせずに受け入れ可能な範囲で行っていけば、介護職間での格差はなくなると思います。

施設に入所できずに困っている方が沢山いるのも事実です。今後、超高齢化社会が進むにつれ施設入所待ちの方は増えてきます。ですから、介護施設の適正利用が必要になります。利用者側の適正利用と、民間施設の有効活用で少しずつ改善していけるのではないでしょうか。


まとめ

介護というと20代30代には馴染みがなく想像もつかないため、メディアから得る情報が大半を占めています。そこで介護職は大変だというイメージが定着してしまいました。でも実際に大変だと言われているのはブラック企業の職員がほとんどです。実際は介護って誇り高い仕事です。これから介護職に携わろうとしている人はそのことを忘れずに、介護職に既に携わっている方は誇りを持って、介護の素晴らしさを世に伝えてイメージアップをはかってほしいです。

おしまい。

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